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バトルロンド提供終了に伴い…

皆様ご存じの通り、本年8月31日をもちましてバトルロンドのサービスが終了となります。
だから…というわけではありませんが、バトルロンドの世界をテーマにした小説をいくつか発表していきたいと思います。


その前にコメント返信を…
>しろいの さま
ありがとう御座います。もうしばらく、こんな感じで続けていこうかなと思っています。
>武器
いや、これは現状切り出したまま何でそんな誉められるようなものじゃないんですが(照れ)
まあ、プラ板工作は真面目にやればやるほど、綺麗な仕上がりになりますんで、苦手と敬遠せずにチャレンジしてみては如何と……


それでは、四十路オヤジの厨二病全開の妄想小説にお付き合いいただける方は、「続きを読む」をクリックしてください。

なお、本作品はコナミデジタルエンターテイメント様ご提供のオンラインゲーム「武装神姫 バトルロンド」の世界観に基づいたオリジナルファン小説です。
登場する人物、団体、神姫、科学技術は実在のものとは一切関係有りません。

ショート・ショート
「神姫のココロ」2編


第1編

画面の中、天使型アーンヴァルがひたすら自分の頭を壁に打ち付けている。
マスターのお手製なのだろう、可愛らしいワンピースを身に纏った彼女はその美しい金髪を振り乱し一心に壁に頭を打ち付け続ける。
『ゴン!ゴン!ゴン!』心臓の鼓動のように規則正しく硬質の音が響き渡る。
「ニーナ!やめなさい!」
「………ハイ、マスター………」画面の外からオーナーらしい女性の声がして、ようやく彼女は自傷行為をやめる。
しかしその振り向いた瞳に生気はなく、焦点も合っていないように見える。
『ゴン!ゴン!ゴン!』一度命令に従った彼女だが、すぐにまた自傷行為を再開する。
「やめなさい!ニーナ!………お願い…やめて…」彼女はオーナーの制止の声に反応し、いったん振り向くが、今度はすぐに自傷行為を再開する。
「おねがい……ニーナ……」もはやオーナーの声は届いていないらしく、規則正しかった音はそのペースを上げていく…
「ニーナ、やめて!」
『ピシ!』オーナーの悲痛な叫びとともに質の異なる音が響き、彼女は動きを止める。
「ニーナ?ニーナ!」オーナーの叫び声とともに画面は暗転する。

「これは典型的な神姫のストレス症候群ですね」
と、言いますと?
「武装神姫によるバトル・ロンドと言うコンテンツが世に出てからかれこれ5年が経っています。ご存じのように可愛らしい美少女型のロボットが戦うというコンセプトに多くの方が興味を持ち、多数の神姫が世に輩出されてきました。」
御陰様で当誌も発刊されたわけですが(笑)
「この症状については、メーカーの公式回答は『原因不明』ですが、比較的初期からオーナー間ではある原因が噂されていました。それが『戦わせてもらえない武装神姫』問題です。」

「俗に言う布服派のオーナーさん達は、武装神姫達を『動く可愛らしい人形』と捉えバーチャルバトルを含むすべての戦闘行為を禁じてしまうことがあります。無論すべての布服派オーナーさんがそうするわけではないし、戦闘行為を禁じられた神姫のすべてがおかしくなるわけではありません。」
どれくらいの割合で、症状が出るのでしょうか?
「正確な統計がとれていないのですが、概算で完全に戦闘を禁じられた神姫の中で自傷行為を含むストレス症候群にかかったのは約15パーセントです。これを多いと見るか少ないと見るかは立場によって異なりますが、私は多いと思っています。」
原因は分かっているのですか?
「可愛らしい美少女型をしているので忘れがちですが、神姫達は戦うことを本能に刻み込まれた『戦士』なんです。その彼女らに『絶対命令権者』であるオーナーが『戦うな』と命じたらどうなるでしょう?『21世紀最高の発明品』と称される彼女たちの精巧な頭脳は『本能』と『絶対命令』の矛盾の間で葛藤するわけです。」
それがストレス症候群の正体?
「そうです。比較的重度の症状が出ている神姫でも、ヴァーチャルバトルに参加させたとたん、症状が快方に向かった例も多数存在しています。」

「雷撃!MMSマガジン2041年6月号」連載記事「神姫のお医者さん」より抜粋


第2編

画面いっぱいに少女の顔が写り込む。カメラをレンズをのぞき込んでいるのだろう。
そして、少し画面から引く。
浅黒い肌、紅い瞳、そして特徴的なツインテールにした青い髪。
典型的な悪魔型ストラーフがカメラに向かっているようだ。
「んっと…写って、あ、OK、OK。ちゃんと写ってるね。
 マスター、見てくれてるかな?シルヴィアだよ。
 これをマスターが見る頃には、もう試合が終わってる頃かな?ボクは勝てたかな?
 マスターに伝えたいことがあるんだけれど、面と向かうと照れくさいから、録画しておくことにしました。

 まずは、ありがとう。そして、ごめんなさい。

 ありがとうは、ボクのわがまま聞いてくれて、リアルバトル・リーグに参加してくれたこと。
 すごく厳しい世界だけれど、ボクは自分が武装神姫であることを確認できた気がするんだ。
 おかげでこんな、リアルバトル・リーグの決勝戦の舞台に立つことが出来ました。
 敵は3期連続優勝の強敵だけれど、マスターが用意してくれた武装と、マスターが立ててくれた戦略で必ず優勝してみせるよ。
 そして、マスターが最強の神姫を育て上げたんだって、証明してみせる。
 だから、優勝したら一杯褒めてね。
 ぎゅーーーってしてくれて、頭撫でてくれたら、ボクは嬉しいかな?へへへ………

 ごめんなさいは、やっぱりリアルバトル・リーグに参加させちゃったこと。
 資格試験大変だったよね。お勉強とボクのトレーニングであんまり遊べなくなっちゃったよね。
 『俺はライト派なんだ!』って言ってたマスターを深みにはめ込んじゃったよね。
 でもおかげでボクはリアルバトル・リーグに参加することができました。ありがとう…
 って、やっぱこっちもありがとうになっちゃった。てへへ……


 マスターの神姫でボクは幸せだったよ。

 朝、マスターを起こしたり、一緒に買い物に行ったり、一緒にテレビ見たり。そんな普通の生活が凄く楽しかった。
 厳しかったけど、トレーニングも楽しかった。マスターの立てたプランで自分が強くなっていくのが実感できたから。

 マスターの怒った顔も、泣いた顔も、笑った顔も全部ボクは覚えてるよ。あと、意外に可愛い寝顔もね。えへへ…
 どんな顔のマスターも好きだけど、ボクはやっぱり笑った顔のマスターが大好きだな。
 だから試合が終わったら、ボクの大好きな笑顔で迎えてね。

 あ、そろそろ時間だ。じゃあ、また後でね。
 大好きなマスターへ。シルヴィアからでした……………

 ああ!恥ずかしかった……」彼女が顔を真っ赤にしてカメラの方に手を伸ばしたところで映像は終了した。

幕張エッセ拾得物センターの携帯電話メモリーから再生


2039年度第4期リアルバトル・リーグ『マスター・オブ・マスタークラス』決勝戦
「妖華」(悪魔型)VS「シルヴィア」(悪魔型)
リザルト:勝者「シルヴィア」(15分39秒)
     「デモニッシュ・クロー」による相手頭部の破壊

 追記:優勝者シルヴィアは、試合終了後5分32秒で試合中の損傷が原因で機能を停止
    表彰式前に優勝者および準優勝者が機能停止したことで、実行委員会は第3位「志狼」(犬型)を繰り上げ優勝とすることを検討するが、志狼の拒否により大会規約に基づき、機能停止したシルヴィアに優勝トロフィーが贈られた。

「週間バトルロンドファン」2040年3月某日記事より抜粋

参考:バトルロンド・リアルバトル・リーグ大会規約より抜粋
   第6章「表彰」
   第32条の6(受賞者不在の場合の処置)
   1 本規約に基づく表彰対象者が、大会当日の表彰式に参加できない場合、次級の者を繰り上げ表彰するものとする。
   2 前号による繰り上げ表彰対象者が、受賞を拒否した場合、繰り上げ表彰は行わず、受賞者不在のまま表彰を行うことが出来る。

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